- マルタ共和国 基本情報
- マルタ共和国はイタリアのシチリアから南へ100km、北アフリカから北へ290kmの地中海のへそに位置しています。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の小さな3つの島から成り立っており、国全体の総面積は沖縄本島の約1/3という小さな小さな国です。
- マルタ留学生活
- 2022.10.07
今年の夏に親子3人で1ヶ月間のマルタ親子留学を経験したMさんに、マルタの生活、学校に関して、滞在したアパートメント、留学を通して実感したこと、留学を終えて感じる成長など、多くのことをインタビューさせて頂きました。これからマルタ親子留学をしたいと考えている方のご参考になればということで、快くインタビューを引き受けて頂けたので、是非シェアをさせて頂きたいと思います。
留学参加者:Mさん(母)+子供2名(中学生と小学生)
首都Vallettaにて
親子留学を思い立ったきっかけに関して
マルタナビスタッフ「今回、2人のお子さんとご一緒に親子留学でマルタへお越し頂いたのですが、親子留学を思い立ったきっかけは何だったのでしょう?」
Mさん「実は、下から2番目の子が中学生になったら語学留学へ行こうと、ずっと考えていたんです。日本で英会話学校へ行くよりも、実際に海外へ行った方が良いかなと考えていたので、今年に下から2番目の子が中学生になったので、夏休みに語学留学へ行こう!となりました。」
マルタナビスタッフ「なるほど。親子留学先の国の候補は沢山ありますが、今回マルタを選んだ理由は何だったのでしょう?」
Mさん「日本人が少ないという点と、コロナ禍で行ける国が限られていたというのが大きいですね。」
マルタナビスタッフ「なるほど。確かに、今は多くの国でコロナによる入国規制が撤廃または大幅に緩和されていますが、Mさんは早めに夏の親子留学のお申込みをされたので、その時はまだ多くの国でコロナによる規制がありましたね。因みに、これは私の興味本位でお聞きしたいのですが、Mさんは今回の親子留学が初めてだと仰っていたのですが、海外自体はこれまでによく行かれていますか?というのも、Mさん一家がマルタ空港にご到着された時に、スムーズに送迎ドライバーさんと合流が出来なかったハプニングがありましたが、Mさんはまずインフォメーションカウンターへ聞きに行って、それから弊社の緊急連絡用LINEへご連絡頂いたので、私は緊急連絡を頂いた際に、Mさんの落ち着いているご様子と、ご自身で先にインフォメーションカウンターへ聞きに行ったというお話を聞いて、Mさんは海外にとても慣れているように感じたんですよ。」
Mさん「あ~(笑)、実はあの時、私たちの送迎ドライバーの方が見当たらなかったので、他の学校名を掲げている送迎ドライバーさんに入学許可書を見せて、私たちの学校の送迎ドライバーさんを知らないかを聞いてみたところ、その方はご存知ではなくて、他の送迎ドライバーさんにも聞いてくれたのですが、分からないからインフォメーションカウンターへ行って聞いてみるように教えて頂いたんですよ。私は元々、海外旅行が大好きで、英語を話せるようになったらもっと海外旅行を楽しめるという考えがあったので、この考えが今回の語学留学に繋がっています。特にヨーロッパが大好きで、フランスやイタリアへも子供たちを連れて行ったことがあります。」
マルタナビスタッフ「そうだったんですね!因みに、Mさんご自身は、普段から英語を学ばれていたり、英語を使っていたりしますか?先程のお話で、マルタ空港ご到着時のハプニングがあった際に、他の学校名を掲げているドライバーさんに尋ねてみたということでしたので、何か英語のバックグラウンドがあるのかなと感じたのですが。」
Mさん「いいえ、私は日常生活でも仕事でも英語を使うことはないですね。でも、私の主人が英語を話せないので、家族で海外旅行へ行くと、私が何とかしないといけない状況によくなるんです(笑)中学校レベルの英語を使って道を尋ねたり、というようなことをよくしていたので、それで英語で尋ねることは出来るようになりました。」
マルタナビスタッフ「そうだったんですね。因みに、中学校レベルの英語はどのように身に付けたのですか?」
Mさん「私の場合、子供が喘息持ちなので、海外旅行中の万が一に備えて、喘息のことを伝えることが出来るように自分で調べたり、さっきのお話の通り、道に迷った時に道を尋ねることが出来るように自分で尋ね方を調べたり、ということの連続で身に付けました。流暢に話せる訳ではないですが、海外旅行中の最低限必要なことは言うことが出来るように調べて、実際に海外旅行中に使うことも多かったので、その場数のおかげかなと思います。例えば、パリへ旅行へ行った時には、集合場所が分からないというハプニングに遭ったこともありまして、朝早い時間帯だったので、外もまだ暗くて、お店に入って道を尋ね歩くということもありました。尋ねることが出来ないと、どうしようもないので、とにかく尋ねることは出来るように、これまで行動をしてきました。」
マルタナビスタッフ「素晴らしいですね!だからこそ、英語だけではなく行動力もお持ちでいらっしゃるのだなと思います。」
Mさん「でも日本ではこんなにも行動は出来ないですかね(笑)海外に居る時は、自分で行動をしていかないとどうにもならないので、積極的に動いています(笑)」
学校に関して
マルタナビスタッフ「2人のお子様達は、初日から学校を楽しめていたということなのですが、2人とも普段から新しい環境に直ぐに馴染むタイプでいらっしゃいますか?」
Mさん「いいえ、そんなことはないですね。2人とも積極的なタイプではないです。だからこそ、語学留学をしようという考えにも至りました。海外の方って、とてもオープンなマインドの方が多いので、海外の方と交流を取ることによって、積極性が増すといいなという思いもありました。上の子は思春期に入っているので、語学学校の同じクラスの子と沢山お話をするするということはあまり無かったようなのですが、それでも、日本へ戻ってきてから以前よりも話をするようになったので、雰囲気が良い方向に変わったように感じます。」
マルタナビスタッフ「それは良い変化ですね~!素敵です。それにしても、お子様達が2人とも初日から学校を楽しめていた理由は何だったのでしょう?お母様の目線で気付いたことはありますか?」
Mさん「私もはっきりとは分からないんですよ~。2人とも英語を喋れる訳ではないですし、クラス内で分からないこともあったと思うのですが、それでも2人とも初日から楽しいって言ってましたね。私が思うに、環境が凄く新鮮だったのかなと思います。」
マルタナビスタッフ「なるほど。語学学校ではクラス内に色んな国からの生徒がいるので、日本ではまず経験出来ない環境ですしね。きっと凄く新鮮に感じたのでしょうね。」
Mさん「そうですね。同じクラスには本当に色んな国の生徒がいたので、〇〇の国の人がいたよ!は、まず最初に話題になっていましたね(笑)」
マルタナビスタッフ「そうだったんですね(笑)因みに学校内での国際色はいかがでしたか?」
Mさん「色んな国の方がいました!ヨーロッパの方が多くて、遠い国だとブラジルの方や韓国の方もいました。日本人はなんと校内で私達だけでした(笑)」
マルタナビスタッフ「お~!それは英語習得と海外の方と多く交流をするという意味では理想的な環境でしたね。Mさん一家が通われたAlpha School of English校が立地するSt Paul's Bayエリアは、中心街と比べると語学学校が集中していないので、街を歩いていてもローカルの方が多いですし、日本人生徒割合が低い環境で学びたいという人にはオススメのエリアです。お店も交通の便も揃っている街なので、このエリアは実は凄くオススメなんですよね。」
滞在先に関して
マルタナビスタッフ「ご滞在されたアパートメントはいかがでしたか?」
Mさん「アパートメントのオーナーさんが凄く優しい方で良かったです。滞在中に、実はアパートメントに完備されていたグラスを割ってしまったのですが、謝りに行った際も、全然気にしなくて大丈夫よ~って言って頂けて、本当に優しい方でしたね。オーナーさんもオーナーさんの娘さんも親切で、色々教えてくれる人たちだったので、助かりました。」
マルタナビスタッフ「良かったです。アパートメントの快適さはいかがでしたか?」
Mさん「良かったのですが、敢えて言うなら、ちょっとキッチンが狭いかなぁとは感じました。シンクが小さめだったのと、あとは、まな板が外国風だったので、使い方が良く分からなくて、お皿の上で食材を切ったりしていました(笑)」
マルタナビスタッフ「そうだったのですね(笑)」
Mさん「それから、包丁が果物ナイフ的なサイズの包丁しかなかったので、大きい食材を切る時にちょっと大変でしたかね。気になった点はそれくらいです。」
マルタナビスタッフ「なるほど、リアルなご意見をありがとうございます。」
学校以外での時間の過ごし方に関して
マルタナビスタッフ「平日の学校が終わった後や、週末はどのように過ごされていましたか?」
Mさん「私たちは滞在中に首都のVallettaへ5~6回行きました!」
マルタナビスタッフ「それは結構頻繁に行きましたね(笑)」
Mさん「そうですね(笑)でも博物館を1つ周るだけでも1時間は使ってしまうので、平日の学校が終わった後にVallettaへ行って、全てを周ろうすると時間が足りなかったんですよ。私たちは全て周りたかったので、何回かに分けてValletta巡りをしました。」
マルタナビスタッフ「え!?Valletta内だけで何回かに分けたのですか?」
Mさん「あ、Vallettaと周辺も含んでという意味ですね。例えば、Vallettaからフェリーで3 Citiesも訪れたりしましたが、これは丸1日必要な観光なので週末じゃないと無理でしたし、あとは日曜日だと閉まっていて観光出来ない教会もあったりしたので、平日の学校が終わってからのスケジュールにしないといけなかったりということもありました。それで、トータルで5~6回Vallettaへ行きました(笑)」
マルタナビスタッフ「Vallettaエリアは完全制覇されましたね(笑)他のエリアへも観光へ行かれましたか?」
Mさん「そうですね。南部の世界遺産の遺跡ですとか、Marsaxlokkの日曜マーケットですとか、ゴゾ島へは1泊ホテルを予約して泊りで行きました!それから、コミノ島へも勿論行きました。学校の近くからコミノ島へ行く直通フェリーが出ていたので、朝からフェリーでコミノ島へ行って、1日中遊んで、フェリーでマルタ島側へ戻って来るスケジュールでした。」
マルタナビスタッフ「いいですね~。コミノ島の海の色って本当に入浴剤を入れたような綺麗な水色ですよね。」
コミノ島にて(Lovely family photo @ Blue heaven Comino island, Malta)- マルタ親子留学経験談-2022年夏
1ヶ月間のマルタ親子留学を通して感じる変化や成長に関して
マルタナビスタッフ「1ヶ月間のマルタ留学を終えて、Mさんご自身と2人のお子様に良い変化や成長はございますか?」
Mさん「一番下の子は、日本へ戻ってきてから父親と話をしていた時に、会話の中にちょいちょい英語が入るようになっていて、面白い会話になってました(笑)」
マルタナビスタッフ「え~!!それは凄いですね!それだけ英語のボキャブラリーを吸収してきたってことですね!」
Mさん「今は日本に戻ってきて少し時間が経ったので、元に戻ってきているんですが、帰ってきてから直ぐの頃は会話の中に英語が入るようになっていたので、子供の吸収力って凄いなって思いました!上の子は、普段はあまり学校のことを話さないんですが、学校の授業の英語が前よりも聞き取れるようになった!って話してくれて、本人がビックリしていました(笑)」
マルタナビスタッフ「学校の授業の英語というのは、ネイティブの先生の授業ですか?」
Mさん「そうです。」
マルタナビスタッフ「お~!それは凄いですね!!」
Mさん「私自身も聞き取りが以前よりもだいぶ出来るようになったように感じます。先生がとってもお喋り大好きな方だったので、よく家族のお話をして下さっていたんですが、留学の終盤頃には先生の言っていることがだいぶ聞き取れるようになりました。やっぱり段々と耳が慣れてくるんでしょうかね。私の考えなんですけど、日本人が英語を話せない理由って、一種の拒否反応なんじゃないかなと思うんです。ゆっくり話してもらえれば知ってる英単語も出てくるでしょうから、最初から拒否反応が出ることは無くなると思うんですよね。今回の1ヶ月間の留学中は、周りに外国の方しかいない状況だったので、より一層話さないといけない状況だった訳ですが、留学の終盤頃にはゆっくりでも話していこうという姿勢になれました。最初の頃は、早く答えなきゃという焦りがあって、話すというよりも単語で答えてたんですけど、終盤頃には焦りや怖いという気持ちが薄れていって、自分からゆっくり言ってくださいと言えるようにもなったので、1ヶ月の留学でかなり外国人慣れしたと思います。私のクラスにはポーランドからの生徒が多かったんですが、彼女たちは私よりは上手に話すのですが、それでも彼女たちも私もお互いにネイティブではないので、毎回お互いが何とか意思の疎通をしようと一生懸命話すので、焦りや怖いという気持ちは無くなって、私もゆっくりでも話そうという姿勢に変わることが出来ました。」
マルタナビスタッフ「そうすると、日本人が周りにいなかったという今回の環境がとても良い効果を発揮しましたね。Mさんの場合は、日本人生徒率が低い学校を選ばれて正解でしたね。」
Mさん「そうですね。やっぱり周りに日本の方が多いと、日本語で話してしまっていたと思いますので、環境は大事だなと思います。留学の最終日は、みんなでビーチへ行って、アイスを食べて、写真を撮って過ごしました。何とか意思の疎通は出来るようになっていましたね。」
マルタナビスタッフ「お~!いいですね!!なんだかとても凝縮された濃い1ヶ月間でしたね。」
Mさん「本当にそうですね(笑)良い経験になったと思います。でも正直言うと、小澤さん(マルタナビスタッフ)が常にバックにいて下さったので、何かあったらいつでも連絡出来るという安心感がやっぱり助かりました。マルタ到着日に空港で送迎ドライバーの方とスムーズに合流が出来なかった時も、連絡がつかなかったから本当に不安になっていたと思うんですが、小澤さんから直ぐにご連絡頂けましたし、何かあったらいつでも連絡出来るっていう安心感があったのはやっぱり大きいです。」
マルタナビスタッフ「とんでもないです!お役に立てて良かったです!でも私はMさんがこれまでに海外旅行へ何度も行かれた中で培ってきた経験値をフルに使って、困った時は自分から積極的に周りの人に尋ねてみるというアクションを迷うことなく実行されていた姿勢の効果が大きいと思います。」
Mさん「ありがとうございます(笑)実は、私は外国人になりたくて、例えば、今回の留学でクラスメイトになったポーランドの方は、授業中に先生の話が長かった時に、「先生、早く授業を進めて下さい。」ってはっきり発言をしてアピールをされていて、それを見て凄いなって思ったんです。それで、私も外国人になろう!って思いました(笑)単純に英語を学ぶというだけではなくて、自分の意思をちゃんとアピールしていく姿勢もとても大切だなと刺激を受けました。」
マルタナビスタッフ「本日はインタビューを受けて頂いてありがとうございました。」
Mさん「こちらこそありがとうございました。」
インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!
"最低限のことは尋ねることが出来るように事前に調べておく"、"困った時は迷わず周りの人に尋ねる"、"自分の意思をちゃんとアピールしていく姿勢"、Mさんがインタビュー内で語ってくれた内容は、これから留学をしたいと考えている人にとって、とても参考になるのではないでしょうか?
今回シェアさせて頂いたこの経験談が、これからマルタ留学をしてみたいと考えている方の参考になれば幸いです!マルタナビドットコムへのお問い合わせはこちらから。
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