- マルタ共和国 基本情報
- マルタ共和国はイタリアのシチリアから南へ100km、北アフリカから北へ290kmの地中海のへそに位置しています。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の小さな3つの島から成り立っており、国全体の総面積は沖縄本島の約1/3という小さな小さな国です。
- マルタ留学生活
- 2024.10.26
小学生の2人の子供達と一緒に10ヶ月間のマルタ親子留学を経験したYさんのインタビューをご紹介!マルタ親子留学を思い立ったキッカケから、マルタでの生活のこと、子供達が通った学校のこと、親子留学を経て感じる子供達の成長、深まった家族の絆など、沢山のことをお伺い出来ましたので、是非シェアをさせて頂きたいと思います。
<Yさん一家が経験した留学プラン>
Yさん(お母様):マルタ親子留学中、日本のお仕事をマルタからリモートワークで対応していた為、語学学校へは通わなかった。
2人の息子様:小学1年生と小学4年生の息子様たちは親子留学で人気の語学学校GV Maltaの子供用コースで10ヶ月間学びました。
GV Maltaでの授業風景
マルタナビスタッフ:「それでは、本日はYさんにマルタでの長期親子留学に関して色々ご質問をさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。」
Yさん:「はい、どうぞよろしくお願い致します。」
マルタナビスタッフ:「それでは、初っ端から私の興味本位な質問になるんですが(笑)、Yさんは当初お問合せ頂いた際に、昔ブラジルに行ってらっしゃったことがあるって言われてたじゃないですか。それは、いつ頃行かれていて、しかもそれはなぜブラジルに行かれていたのかってお聞きしても大丈夫ですか?」
Yさん:「はい、大丈夫ですよ!私がブラジルに行っていたのは、20年近く前です。何回かに分けて行ってるんですけど、一番長く滞在していた時は私が26、7の時です。私はブラジルの音楽がすごい好きで、実はボサノヴァ歌手をしていたんですよ。」
マルタナビスタッフ:「えー!!!そうなんですか?」
Yさん:「そうなんですよ(笑)当時、ボサノヴァとか、ブラジルの音楽に物凄く憧れて、もう本当に行きたくなっちゃって、ちょっとオタクになっちゃって(笑)、最終的には歌手もやってたんですけど、とにかく、もうブラジルの音楽に魅了されちゃって、現地に行ったという感じです。」
マルタナビスタッフ:「素敵ですね!では、音楽留学という感じだったんですね。」
Yさん:「ビザはですね、観光ビザを伸ばし伸ばしみたいな感じになっちゃったんですけど、地元のサンバチームにちょっと練習に行かせてもらったりとか、塾のような所でポルトガル語を学んだりもしていました。でもあとはほとんど遊んだり、旅行に出かけてました(笑)」
マルタナビスタッフ:「そうだったんですね。ブラジルに行かれていたって聞いて、珍しい経歴の方だなと思っていたんですよ。」
Yさん:「そうですよね(笑)現地で出来たブラジルの友達もいて、その友達も世界中の色んな所へ行ってる子なので、色々刺激を貰いました。本当に自分にとっても一生の居場所のような所になったので、子供たちもそんな経験が出来ればいいなと思いました。」
マルタ親子留学のきっかけ:コロナ禍で変わった家族の計画
マルタナビスタッフ:「素敵なお話ですね。 それでは約20年の時を経て、長期で親子留学をすることになったきっかけは何だったのでしょう?」
Yさん:「実はコロナが始まる前に、オーストラリア旅行を計画してたんです。私自身も旅行が好きですが、子供たちを1回海外旅行へ連れて行ってあげたいと思っていたんです。でも、そのオーストラリア旅行の1週間前に、コロナの影響でオーストラリアに入国出来なくなってしまったんです。しばらくの間はそのショックを引きずって、仕方ないから国内で、北海道行ったり、宮古島行ったりして、発散はしてたんですけど、コロナの自粛期間がちょっとずつ落ち着いてきたタイミングで意を決して、たった1週間だけでも、もう一度子供を海外に連れていきたいなって、グローバルな視点で世界を見せたいって、こう、凄く盛り上がってきたんです。オーストラリアの時は完全に0になっちゃったから、もうずっとそれがフツフツ、フツフツとしていて(笑)。それで、私自身は仕事をずっとしていなかったんですけど、コロナで暇になって、旦那さんが家で仕事するようになったから、私も家でぼーっとできなくなっちゃって(笑)、それで在宅の仕事を見つけたんです。今はそれを1年ぐらい続けていまして、とても楽しいです。会社も凄く良い会社で、家で仕事をするっていう、自分にとって新しい生活スタイルを楽しんでいます。それで当時、仕事に慣れてきた頃に、在宅のお仕事だし、場所が日本じゃなくても出来るんじゃない!?っていうことを自分の中で考え始めて、その考えと、子供たちを海外に連れて行ってあげたいという気持ちが繋がって、方法を探していました。」
マルタナビスタッフ:「では、コロナで一気に方向が変わった感じですね。」
Yさん:「コロナです。本当にそうです。それがなかったらマルタに来ていないかもしれないです。仕事もしていないかもしれないし。なので、私にとっては、逆にコロナはプラスになったかもしれないです。」
マルタナビスタッフ:「因みに、コロナになってから、在宅でお仕事をされ始めたということなんですけども、それ以前はずっと専業主婦でいらっしゃったのですか?」
Yさん「そうです。専業主婦でした。がっつり子育てしたいタイプなんですよ。」
マルタナビスタッフ:「そうだったんですね。お問合せ頂いた当初は、Yさんは在宅のお仕事とバランスを取りながら、マルタで長期親子留学をしたいとご相談を頂いていたので、ずっとバリバリのキャリアでお仕事をされてきているのかなという印象を持っておりました(笑)」
Yさん「あ、でも割とそうです。仕事をしますと、バリバリ仕事をするタイプではあるんですけど、仕事をするまでは、その熱がずっと子育てに向いていた感じです。」
マルタナビスタッフ「じゃあ何かを決めた時は、それに集中する、という感じですかね(笑)」
Yさん「そういうタイプですね(笑)。それしかできないというか。でも、こうして家で仕事して、子育てとも両立出来るかもしれないってなってくると、他にも色んなことをやってみたいって思うようになったんですよ。近場で韓国行ってみたいとか。色々調べていくうちに、いっそのこと3ヶ月くらい行けないかなとか考えるようになっていったんです。って言うのも、コロナ禍の時って、学校を休むハードルが凄く下がったんですよ。突然しばらく学校が休校になったり、休校の基準も流動的になったりで。そういう状態が続いていた中で、子供たちは家である程度勉強する習慣も付いてきていました。それで、小学校低学年のうちだったら、勉強が少し遅れても後から取り返せるだろうし、この機会に、子供たちに海外を経験させてあげたいという思いが強くなっていきました。」
親子留学先としてマルタを選んだ理由と実際に住んでみて感じたこと
マルタナビスタッフ「なるほど。では、2人の子供たちにグローバルな視野を持たせてあげたいということで、長期留学を検討された訳なんですが、候補の国は沢山あったと思うんですけども、そこでマルタを選択された理由は何だったのでしょう?」
治安や費用面での安心感
Yさん「まず、やっぱもう治安面ですよね。まだ子供たちは小さいので。それから、やっぱり選択肢が沢山あるとはいえ、昔みたいに日本経済がバブリーなわけじゃないから費用面も大きい理由でした。アメリカとかカナダとかオーストラリアとか、今凄い高いじゃないですか。昔とは全然違います。マルタも決して余裕という訳ではないんですけど、他の英語圏に比べたら、しかもヨーロッパであることも考えたら、かなり抑えることが出来たと思います。それから、実は十数年前に友達がマルタを旅行して、その時にマルタから絵葉書を送ってくれたことがあったんですよ。」
マルタナビスタッフ「十数年前にですか!?十数年前だと、日本でまだマルタが今ほどは知られていない時ですね。」
Yさん「そうなんですよ。結構珍しいですよね。その友達も私も当時は世界の色んな所に旅行へ行ってたんですけど、私は当時はマルタのことを全く知らなかっんです。その絵葉書がとても素敵だったのと、友達がマルタは凄く綺麗な所だと文章で書いてくれていたので、いつかマルタに行ってみたいという思いが頭の片隅にずっとあったんですよ。」
マルタナビスタッフ「そうだったんですね。」
Yさん「親子留学を調べてみると、マルタも行けることが分かって、マルタも行ける!!って嬉しくなっちゃって、そもそもヨーロッパもすごく好きなんで、もっと調べて、もう盛り上がっちゃって(笑)。やっぱりフィリピンとかマレーシアとかも金額だけ見たら候補の1つになると思うんですけど、でもやっぱ圧倒的にヨーロッパがいい!って思ったんです(笑)。海が綺麗だし、治安も良いし、ヨーロッパの他の周辺国にも遊びに行きやすいだろうし、という感じです(笑)」
マルタナビスタッフ「ということは、結構遡って昔からマルタというワードがYさんの中にあったんですね。」
Yさん「ご縁があったかもしれないですね。それで、マルタに来てからその絵葉書の友達に連絡したらめちゃくちゃびっくりしてました(笑)」
マルタナビスタッフ「でしょうね〜(笑)」
Yさん「今はマルタの知名度が日本でだいぶ上がったとは思うんですけど、それでも私の周りでは、まだ知らない人の方が多かったです。海外旅行へよく行く人とか、興味ある人は知ってますけど、やっぱ直行便がないってことが大きいですかね。ハードルが上がるって感じちゃう人も中にはいるかも。」
マルタナビスタッフ「Yさんの場合は、過去にブラジルに何度も行かれていたり、他にも旅行で色んな国を訪れた経験があるからそこはハードルには感じなかったんですね。」
Yさん「そうですね、そこは全然大丈夫でした。昔、ブラジルに行っていた時は、治安の不安がよくあったんですけど、マルタは怖い思いをすることも全く無かったですね。」
マルタナビスタッフ「良かったです(^ ^)」
Yさん「マルタって、タクシーとか使うと、いろんな国籍のドライバーさんがいるじゃないですか。学校もそうですし、パン屋のおじさんとかも。結構、普段生活をしていて、マルタにはマルチーズ(マルタ人)以外の人も本当に多いと感じました。 だから、なんて言うか、みんなで助け合ってるじゃないですけど、せっかくマルタに来たんだから楽しもうみたいな、お互い頑張ろうねみたいな空気があって、怖い目には全然遭わなかったですね。」
マルタナビスタッフ「そう言って頂けて嬉しいです。Yさんはマルタにお越し頂く前に、治安のことを凄く心配していらっしゃったじゃないですか?治安を気にすることはもちろん一般的なことなんですけど、Yさんの場合、他の方々よりも凄く気にしていらっしゃったので、過去に何かあったのかなと思って、私がお聞きした際、Yさん自身が昔ブラジルにいた時のエピソードをお話してくださって、私はそのエピソードをお聞きして、衝撃を受けたことを覚えております。」
Yさん「そうそう、そうでしたね。マルタは本当にショックを受ける場面は無かったので、その点は本当に良かったと思っています。ただ逆に、ショックを受ける場面があまりにも無かったので、もう少し子供たちが大きくなったら、先進国以外の国にも行って、世界の別の面もちゃんと自分の目で見てもらって、広い視野を持たせてあげたいです。今回の長期マルタ親子留学中には、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアへも旅行で行きましたが、ロンドンでホームレスの方々を結構見かけて、子供たちは結構ショックを受けていたんです。だから、外国はマルタみたいに長閑でのんびりと暮らせる国ばっかりじゃないんだよっていう話は子供たちにしましたね。」
親子留学での子どもたちの成長と新たな挑戦
マルタナビスタッフ「なるほど。貴重なご意見、ありがとうございます。それでは、次の質問ですが、この長期親子留学を通して、子供たちの英語レベルに変化を感じますでしょうか?」
Yさん「成長は感じるんですけど、思ったよりは伸びなかったですかね〜。っていうのも、やっぱり家に帰ったら会話は日本語になっちゃうし、兄弟同士もずっと日本語だし、という感じですね。学校のクラスは、お兄ちゃんは1個上のレベルのクラスになるっていう話が出てたんですけど、上のレベルのクラスの先生よりも、今のクラスの先生の方が相性も教え方も合うっていうことで、今のクラスに戻ってきちゃって。結局お兄ちゃんも弟もずっと同じクラスにいます。今回、子供たちにとっては初めての長期留学なので、10ヶ月も辛くて帰りたいっていう毎日になるぐらいだったら、子供たちにとっての居心地の良さを優先しても良いのかなと自分を納得させてます。なんというか、何のストレスもなく、子供たちも楽しく学校へ行って、英語を勉強するきっかけ作りは出来たと思うので、あとは自分たちで頑張ってもらおうと思っています。」
マルタナビスタッフ「そうだったんですね。」
Yさん「でも、とはいえ、成長を感じるところはやっぱり結構あるんですよ。例えば、マルタ留学中に行ったイギリス旅行では、息子たちが電車の乗り換えで、何番線で何の駅とか、すぐ見つけてくれてたんですよ。お兄ちゃんがめちゃくちゃ早くて、ここだよとか誘導もしてくれたりして、なんか英単語も凄く目に慣れたんだなと思って、嬉しかったですね。」
マルタナビスタッフ「え!それは凄いじゃないですか!海外の電車の乗り換えをちゃんと自分で読んで、お母さんを誘導して、十分凄い成長だと思いますが...!」
Yさん「そうですね(笑)私、さっきは思ったよりは伸びなかったとか言っちゃいましたけど、でも冷静に考えたらまだ4年生と1年生だし、その年で、自分で英語で電車の乗り換えを見れて、理解も出来るって、これっておばあちゃんにもパパにも出来ないと思うんで、確かに凄いですね。」
マルタナビスタッフ「大人でも焦って乗り換えが分からない時ってありますからね。初めて行く国だと特に。これはかなり大きい成長だと思いますよ。」
Yさん「子供たちは元々電車とか乗り物が凄く好きなんで、マルタでもバスの乗り換えとかもすぐ覚えてくれて、私は逆に携帯に頼りっぱなしで、携帯の充電が切れてしまったら、もうどうしようもない、タクシーも呼べないってなっちゃうんですけど(笑)、子供たちは路線図とかが頭にすっと入るみたいで。これは◯◯行きだから!って教えてくれたりします(笑)」
マルタナビスタッフ「多分覚えることが凄く楽しいんでしょうね。」
Yさん「きっと楽しいんだと思います(笑)。子供たちが楽しんで身に付けたスキルが他のヨーロッパの国へ行っても同じように使えたので、子供たちも嬉しいし、私も格好良く成長したなと思います。」
マルタナビスタッフ「頼もしいですね〜。」
Yさん「そうですね(笑)。子供たちが乗り換えにビビらないっていうのは、私も子供たちを頼れたし、子供たちにとっても自信になっただろうし、良かったと思います。あ!それから、私達がマルタ留学中に旅行へ行った時、フランス⇨ドイツ⇨イギリスの順で行ったんですけど、イギリスに行った時に子供たちがちょっとホッとしてたんですよ!やった!英語じゃん!みたいになってて(笑)。フランスとドイツを旅行していた時、特にドイツを旅行していた時なんですが、私達は結構田舎にも行ったので、ホテルですら英語じゃなくてドイツ語で対応されちゃうこともあったんですよ。英語で対応してくれるスタッフの方もいたんですけど、あまり上手く話せないっていう感じだったんです。向こうが自信無さそうに英語で話すんで、こっちも自信がそんなに無いから、色々正しく理解出来ているのかなって不安に感じることもあったんです(笑)。イギリスに着いたら、見るもの全てが英語だから子供たちはホッとした様子でした(笑)」
マルタナビスタッフ「英語で落ち着くみたいな感じですね(笑)」
空港でフライトの時刻表とゲートを確認中
Yさん「そうですね(笑)。まだまだそんなに流暢に喋れないんですけど、そんなこともありました。それから、イギリスでチェックイン時にWIFIのパスワードを聞き忘れたホテルがあって、それで、ちょっと試しに2人でパスワードを聞いてきてって子供たちにお願いをしたら、本当に2人でフロントまで行って、WIFIのパスワードを聞いてきてくれたんです。」
マルタナビスタッフ「え、凄い成長じゃないですか!」
Yさん「マルタやイギリスのようなイギリス英語圏って、日本でいう1階のことを0階ってエレベーターで表示するじゃないですか?でも日本のエレベーターには0階なんて無いから、子供たちはエレベーターのボタンで0を押すことにも慣れていなかった訳なんですよ。だから、WIFIのパスワードを聞きにフロントへ行くにしても、フロントは何階?っていうところから子供たちだけでスタートして、無事にフロントまで行って、WIFIのパスワードをゲットしてきてくれました(笑)」
異文化交流の喜びと発見
マルタナビスタッフ「それは凄く成長していると言って良いと思いますよ(笑)。そういえば、お子様たちは学校で気の合うお友達は出来ましたか?」
Yさん「はい、嬉しいことに出来ました!ドイツの子と凄く仲良くなって、子供たち同士だけじゃなくて、親同士も仲良くなって、家族ぐるみで交流を取るまでになったんですよ!」
マルタナビスタッフ「わ〜、素敵ですね!」
Yさん「そのドイツの子は私達よりも後から入学してきたんですけど、その子の初日に、息子たちが学校から帰って来たら、新しい友達が出来た!って言ってて、話を聞いてみると、その子と息子たちは頑張って意思疎通しながら一緒に遊んだり、ゲームしたみたいなんです。で、次の日も、その子と凄い気が合う、もう凄い友達だって言ってて(笑)。それで、語学学校だと短期で帰ってしまう子もいるから、私が代理でその子宛にお手紙を英語で書いて、息子たちに持たせたんですよ。僕の名前は◯◯です。もし良かったら、次の週末に一緒に公園で遊びませんか、みたいな内容だったんですけど、そしたら、次の日に息子たちがその子からお手紙のお返事を貰って、お返事はその子のお母さんが書いてその子に持たせてくれたみたいで、お返事の中にその子のお母さんの電話番号も書いてくれてて、連絡を取ったら、早速その週の土曜日に一緒に海に行くことになったんです。向こうのご家族には娘さんもいて、お父さんも一緒に4人家族でマルタに来ていたんですけど、その子のお母さんと私がすごく気が合ったんですよ〜(笑)。もう本当に初めて会ったっていう気がしないくらい、本当に楽しくお話してて、ちょっとお互いの旦那の悪口言うぐらい仲良くなったんですよ(笑)。その間、お互いの子供たちが海で遊んでて、本当にその日は楽しく過ごしました!」
海辺で仲良く遊ぶ子供達
とっても仲良くなって、ずっと一緒に遊んでました☆
海以外の場所へも一緒に出かけました
マルタナビスタッフ「そういう出会いって本当にいいですね。」
Yさん「本当にそうですね。このご家族との出会いで、息子たちも私もちょっと自信がついたところがあるかもしれないです。凄く良い思い出というか、こういう経験って財産じゃないですか。」
マルタナビスタッフ「そういえばYさん、その日にその時のお写真を私に送って下さったじゃないですか?今日こんなことがありました!って(笑)。あのお写真を見た時、私も凄く嬉しかったんです。」
Yさん「そのドイツのご家族は先にドイツに帰ってしまったんですけど、私達がまだマルタに居る間にドイツへ旅行に行って会うことになって。本当に楽しかったです。私はそんなに英語で話せないですけど、そのご家族のお母さんとは教育のこととかもお話ししました。私はアプリを使いながら何とか頑張ってお話ししたんですけどね(笑)。でも実は元々ドイツに行くことになってた日に、息子が熱を出してしまって、その日はそのご家族に会いに行けなくなっちゃったんですよ。それで、その時は向こうのご家族にも連絡して、また別の時に行くからって話してたんですけど、そしたら、向こうの息子さんが私達が会いに来ることを凄く楽しみにしてくれてたみたいで、急に来れなくなっちゃったから泣いちゃって、それで向こうのお母さんが、もし大丈夫そうだったらテレビ電話しましょうって提案してくれたんです。凄く嬉しかったですし、スペシャルな友達だなって感じました。なんていうか、向こうのご家族と私達はお互い英語で上手く話せない中で、それでもフィーリングが合って、こうして楽しみながら交流をとり続けています。」
マルタナビスタッフ「いいですね〜!そういうことがあると自信が付きますし、英語も後から付いてきますよね。自信が付くから、何とか意思の疎通を図ろうと、英語を覚えていきますし。」
Yさん「そうですね!英語を勉強するきっかけにもなりましたし、息子たちを見ていて思ったのは、小さな子供同士でも、気が合って友達になるっていう、なんていうか、お互いのフィーリングが大事なんだなと、子供なりにそういうものがあるんだなと思いました。」
マルタナビスタッフ「Yさんとそのドイツのご家族のお母さんもお互いフィーリングが合ったというのは、それも嬉しいですね。子供たち同士だけではなくて、親同士も繋がりを持てたというのは、凄く素敵だなと思います。」
Yさん「そうですね!きっと子供たちは大きくなったら、お互いに会いに行ったりするんだろうなと思います。最近は子供たちの英語の習得の為にも、向こうの息子さんと、うちの息子たちがお互いに短い動画を英語で撮って、送り合ったりしてるんです(笑)」
マルタナビスタッフ「素敵ですね。それでは、次の質問になるんですけど、Yさんが留学を開始した頃は、ちょうど日本の春休みの時期だったこともあって、留学開始当初は、子供用クラスでも日本人の生徒率が結構高かったとYさんは以前に仰っていましたが、日本の春休みの時期が過ぎた後は、クラスの国際色はいかがでしたでしょうか?」
Yさん「実は子供用クラスで日本人の生徒率が高かったのは最初だけで、春休み以降は全然日本の生徒はいなかったんですよ。日本の生徒というか、アジア圏の生徒が全くいなくなって、ヨーロッパの生徒がほとんどになりましたね。ドイツとイタリアが圧倒的に多くて、フランスからの生徒も結構いました。」
マルタナビスタッフ「例年通りの動きですね。」
Yさん「そういえば、ヨーロッパの生徒が圧倒的に多いんですけど、英語をあまり話せないヨーロッパの子供たちも思っていたより結構いるんだなということが分かりました。仲良くなったドイツのご家族のお母さんにも聞いてみたことがあるんですけど、うちの子供たちも英語をそんなに話せないよ、私達は元々アルファベットを使っているから、日本人が勉強するよりはちょっと簡単になると思うけど、それくらいの程度よって言ってました。」
マルタナビスタッフ「日本では、ヨーロッパ人=全員英語レベルが高い、というイメージを持っている方が割と多いので、こういう発見があると、彼らも学ぶ為に来ているんだから、気負いせずに、私達も頑張って英語を習得していこうっていう気持ちにもなりますね。」
Yさん「そうですね〜。」
マルタで賃貸物件に住んでみた感想
マルタナビスタッフ「それでは、次の質問になります。Yさんは弊社の賃貸物件探しサポートをご利用頂きましたが、入居後のアパートメントの快適度はいかがでしたか?」
Yさん「これは本当にお礼を申し上げたくて。住居が快適だったから、安心して暮らせたっていうのが凄く大きいと思います。大家さんも本当に良くしてくれて、ちょっとしたことでもすぐ来てくれるし、息子たちも大家さんに凄く懐いていたから、1ヶ月も会わなかったら、ごめん来れなくて〜って言ってくれる程の人です。ぶっちゃけ、完備されていたエアコンが壊れてしまって、でも修理の為の部品が直ぐに届かなくて、大変なこともあったんですけど、大家さんはそういう時に冷風器を持って来てくれたり、何かしらサポートをしようとしてくれる人でした。」
マルタナビスタッフ「そう言って頂けて良かったです。」
Yさん「私が学校と住居の場所を悩んでいた時に、小澤さん(マルタナビスタッフ)に各エリアの特徴を教えて貰って、その時に提案して貰ったSt Paul's Bayに決めましたが、実際に住んでみて思ったのは、本当にSt Paul's Bayにして良かったということです。もちろん、この長期留学中に人気のSliemaとかSt Julian'sへも行きましたが、私達親子にはちょっと合わないだろうな〜と思いました。息子たちは海で泳ぐことが大好きなんですが、SliemaとかSt Julian'sですと、マルタの中では都会なので、海は確かにあるんですけど、子供たちが海に入ってガッツリ遊べるっていうエリアはあまり無いんですよね。どちらかと言うと、観賞用の海と言いますか。私達のアパートメントは目の前が海だったので、海で遊び放題でしたし、ビーチへ行きたければ、St Paul's Bayからだったら、マルタで人気のGolden Bayもバスで直ぐなんで、St Paul's Bayで本当に良かったと思ってます。買い物も、スーパーの宅配サービスとか、Boltの宅配サービスとかで済んじゃいました。だからお買い物でも不便は感じなかったですね。移動に関しても、マルタはとにかくバスが簡単だから、バス停さえ近ければどこにでも行けますしね。バスがあれだけ国中を走っているんで。私達のアパートメントは、ほぼ目の前にバス停があったので、本当に住む場所として完璧でした。」
マルタナビスタッフ:「そう言って頂けて良かったです。」
Yさん:「本当にありがとうございました。海の目の前のアパートメントって本当に景色が綺麗で。途中で景色に飽きてくるのかなって思ってたんですけど、結局今日まで毎日見ていても綺麗だなって思います。何、この景色!?みたいな感じです。私の7歳の息子ですら、ベランダの椅子に座って、海を眺めながらぼーっと考え事をしていることもありますし(笑)。兄弟で海を見ながら喋ったりしていると、話も弾むようです。マルタ留学を終了したら、ここから離れることが本当に悲しいです。」
アパートメントの裏に広がる海
マルタナビスタッフ:「そこまで言って頂けると本当に嬉しいです。そういえば、当初Yさんはアパートメントはバスタブ付きの物件という希望を出して頂いていたじゃないですか?でも、残念ながら候補に挙がっていたバスタブ付きの物件は何件かあったものの、Yさんが検討していた間に先に契約を決める方が立て続けに出てしまって、結局バスタブは付いていない(シャワールームのみの)今のアパートメントを選択された訳ですが、この点は実際住んでみてどうでしたか?」
Yさん:「そういえば、そうでしたね(笑)。でも実は、その希望は私自身よりも子供が心配だったからなんですよね。シャワーだけで上手く洗えるのかなとか、あとは、 日本人としてはやっぱり湯船に浸かりたいなと思ってました。でも、郷に入っては郷に従えじゃないですけど、結果的に息子たちはシャワーだけで上手に洗うようになりました。もちろん日本人ですから、旅行先のホテルでは、お風呂には喜んでゆっくり入りますけど、まあ、無きゃ無いで、その生活に慣れます。それに冬はともかく、マルタの夏は長いですし、夏にお風呂に入ってゆっくり温まるっていう感じでもないですしね。だから、その点は全然大丈夫でした。」
学校以外の過ごし方
マルタナビスタッフ:「良かったです。では次の質問ですが、平日の学校終了後や、週末はどのように過ごすことが多かったですか?」
Yさん:「息子たちは平日の学校から帰って来てからは、お昼ご飯を食べて、少し休憩してから、日本の小学校の勉強をタブレット端末で毎日少しやってました。日本に戻ってからも学校の勉強についていけるように、毎日少しはやるようにしてました。その後は普通に家族でゲームしたり、動画を観たりということが多かったですね。私自身は、リモートで日本時間に合わせて仕事をしていたので、少し仮眠を取ったりということもありました。でも元気な日は家族で海にもよく行きましたね。」
仲良くなった先生を招いて週末にお寿司パーティもしました☆
長期留学中に訪れてお気に入りとなった場所
マルタナビスタッフ:「ありがとうございます。それでは次に、マルタのお気に入りの場所がありましたら、ぜひ教えて下さい。」
Yさん:「私はMdinaですね。やっぱり、古都の雰囲気が凄く良かったです。私達は馬車に乗って、ガイドさんの説明を聞きながら回ったんですが、幻想的で凄く素敵な雰囲気でした。
Mdina
あとは、Mellieħaも好きです。街に凄く大きくて素敵な教会があって、周辺が落ち着いているんですけど、お店も結構あって、山というか丘の上の街なので、街からの眺めも凄く良いんですよね。多分、お気に入りの場所はComino島って言う人は結構多いと思うんですけど、息子たちもComino島はもう一回行きたいって言うくらい綺麗だったんですけど、あまりみんなが言わないような場所だと、私はMellieħaが好きです。」
Mellieħa
マルタ親子留学を経て感じる子供達の成長と家族の絆
マルタナビスタッフ:「ありがとうございます。ではいよいよ最後の質問になりますが、先ほど既に少しお話し頂いたんですけども、今回の長期マルタ親子留学を通して、息子様たちに見られた成長や変化をぜひ詳しく教えて下さい。」
Yさん:「兄弟が助け合うようになったことと、お兄ちゃんのリーダーシップが爆上がりしたなと思います。日本では、もう二人ともある程度大きくなったので手を繋いで歩くとかは無くなってたんですけど、例えばマルタ留学中に行ったイギリス旅行では、お兄ちゃんが率先して地下鉄の乗り換えを調べて、弟の手を引っ張って、こっちだよって連れて行ってくれるようになったり、以前はどちらかと言うと大人しい性格だったんですけど、結構リーダーっぽさが出てくるようになったと思います。多分、私が地下鉄とかバスの乗り換えに関して、もたもたしちゃってたから、ママを頼れないから自分がなんとかしてあげなきゃ、みたいな気になってくれたんだと思います(笑)。私の今回のこの長期親子留学の目的の一つとして、息子たちに、日本で何不自由無い環境から、ちょっと苦労することも含めて経験させてあげたいという狙いもあったので、目的を達成出来て良かったなと思います。もちろん、苦労の渦中にいる間は大変なんですけど、過ぎてみると、やっぱり凄く良い経験になったなって思います。大変な時なんかは、息子たちは本当に私を励まそうとしてくれるようにもなって、ママのせいじゃないよ!、みたいなことも言ってくれるようになったんです(笑)」
マルタナビスタッフ:「息子さんたち、優しいですね(T ^ T)」
Yさん:「そうなんですよ〜。マルタ留学中にちょっと色々上手くいかなくて辛かった時期もあったんですけど、私が休んでいる時に、下の子がお手紙とお水を側に置いといてくれたこともあったんです。お手紙には、ママずっと大好きだよって書いてあって、本当に励まされました。私がリモートで仕事もしていて、途中忙しい時期もあって、色々上手くいかなくて、辛くて泣いちゃったことがあったんです、息子たちの前ではないですけどね。でも息子たちは私のそんな様子を察知してくれて、ママのせいじゃないよって言ってくれたりして、本当に励まされました。この親子留学中は本当に家族の絆が深まりましたし、息子たちが広い視野を持つようになったと思います。息子たちは、お仕事の関係で一緒にマルタに留学出来なかったパパに対しても、普段の日本での生活を支えてくれている感謝の気持ちを感じたみたいだし、日本とマルタの両方の良いところに関しても、お話しするようになりましたね。」
マルタナビスタッフ:「息子様たちの年齢の時にそういう視点を持つことが出来るようになったというのは凄く大きいですね。」
Yさん:「本当にそうですね。多分、私が客観的にこの話を聞いていたら、凄いって思うことがいっぱいあると思いますもん。そうそう、他に私たちがこの長期親子留学で得たものとして、ちょっと紹介したいんですけど、私は元々絵画も結構好きだったんですけど、首都Vallettaの聖ヨハネ大聖堂で、カラバッジョの有名な絵を観ることが出来るじゃないですか?是非観に行こうと思ったんですが、絵の内容を知ってから観に行った方が良いと思って、息子たちに絵に描かれているお話を説明してからVallettaに観に行ったんですよ。そしたらやっぱり衝撃を受けて色んなことを感じてくれたみたいで、私達はそれから絵画とかギリシャ神話とかにはまって、美術を面白く説明してくれる先生の動画を観ながら夕食を食べたりするようになったんですよ。その動画では一部漫画とかも入れて説明してくれていたから、とっても分かりやすくて、美術って歴史に繋がるから、もう全部勉強になりました。私も息子たちも凄く詳しくなったんですよ(笑)。それからは、息子たちは他の国へ旅行で行って美術品を観る時は、単純に綺麗とか見た目の感想の話だけをするんじゃなくて、その美術品の背景を理解したり、カテゴリーに分けたりしながら鑑賞するようになりました(笑)。これは完全に、この長期親子留学の副産物なんですけど、芸術に触れる素敵な時間にもなりました。」
絵画を真剣に観察中
マルタナビスタッフ:「素敵ですね。留学って単純に英語を身につけるだけじゃなくて、留学中に色んなことを経験出来ることが醍醐味でもありますね。」
Yさん:「そうですね。私のブラジルの友達は、私が英語が思っていたよりもなかなか上達しないっていうことを相談した時に、英語なんかやる気出せばいつでもできるんだから、経験とかきっかけ作りの方が今は大事だ、それだけでも十分だよって言ってくれたんですが、私も本当にそう思います。」
マルタナビスタッフ:「今日は沢山お話を聞かせて頂いて、本当にありがとうございました。」
Yさん「こちらこそ、本当にありがとうございました。なんか、マルタナビさんは最初のカウンセリングも、手続きも、私との都度の連絡のやり取りも、全てオンラインで対応して頂いて、コロナで世の中の色んなことがオンライン化していったので慣れてきてはいたんですけど、日本出発前は正直少し不安もあったんです。でも、留学中も本当に24時間緊急連絡対応もして頂いて、夜中に息子が熱を出して、夜間救急へ行った時に学校の保険に関して分からなくて連絡した時とかも夜中でも丁寧に対応して頂いて、本当にマルタナビさんにお願いして良かったです。」
マルタナビスタッフ:「いえいえ、とんでもないです(^ ^)。そう言って頂けて嬉しいです。」
Yさん「本当にありがとうございました。それにしても、マルタは本当に子供に優しい国だったので、とても過ごしやすかったです。下の息子は小学校1年生の年齢ですけど、マルタでバスに乗ると本当に沢山の方が席を譲ってくれたり、ここ座りなって声掛けてくれたりしました。ベビーカーで赤ちゃんと一緒にバスに乗る方がいると、ベビーカーここに置けるでって声を掛けて下さる方もよく見かけましたし、本当に子供に優しい方が多かったです。一回、下の息子が道で転んだことがあったんですけど、そしたら近くにいたおばあさんが走ってきて、息子の手を取って、大丈夫大丈夫って声をかけて下さったこともありましたし。本当に素敵な経験が出来た期間だったと思います。本当にありがとうございました!」
マルタナビスタッフ:「こちらこそ、ありがとうございました!」
今回シェアさせて頂いたYさん一家の体験談が、これからマルタ親子留学をしてみたいと考えている方の参考になれば幸いです!マルタナビドットコムへのお問い合わせはこちらから。
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