- マルタ共和国 基本情報
- マルタ共和国はイタリアのシチリアから南へ100km、北アフリカから北へ290kmの地中海のへそに位置しています。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の小さな3つの島から成り立っており、国全体の総面積は沖縄本島の約1/3という小さな小さな国です。
- マルタ留学生活
- 2020.05.02
マルタへ親子留学をされる方がとても増えた昨今ですが、今回はマルタナビドットコムを通して半年間のマルタ親子留学にチャレンジをし、沢山の成長と視野の広がりに結びついたステキな親子(お母様、お子様3名)の体験談をインタビューさせて頂きました。お母様と一番年上の現在大学受験勉強中のお子様は語学学校、小学生と中学生のお子様はマルタの現地校(準備コース)にて学びました。これから(特に中長期の)マルタ親子留学を検討している方の参考になればということで、快くインタビューを引き受けて頂けたので、是非シェアをさせて頂きたいと思います。今回は、お子様の中で一番年下のKちゃん(小学生)の体験談インタビューです。
*Kちゃんの兄、Rくんの体験談インタビューはこちら*
【補足】
本インタビューはマルタでコロナウィルスの影響が出始める少し前にインタビューをさせて頂きました。
半年間のマルタ留学はいかがでしたか?
Kちゃん「ビックリしたことが沢山ありました!」
マルタナビスタッフ「お!例えばどんなことがありましたか?」
Kちゃん「トイレ文化とか、買い物関係とか、いっぱいあります。」
マルタナビスタッフ「なるほど(笑)ではまず、トイレ文化に関してはどういった点にビックリしましたか?」
Kちゃん「流れがあまり良くないトイレが時々あった点です。学校にも公園にも流れがあまり良くないトイレがいくつかありました。そういうトイレは流れるには流れるんですけど、一回トイレを流すと、次に流す用の水が溜まるまでに5分位待たないといけなかったりするんです(笑)」
Kちゃん母「あとは、公衆トイレも数が少ないと感じました。日本では公衆トイレの数も多いですし、トイレのみの利用がOKのお店も沢山密集しているんですけど、海外に来ると、こういった日本では当たり前のことが実は当たり前じゃないんだと実感しました。」
Kちゃん「日本の良い所を改めて見直すことが出来ました(笑)」
マルタナビスタッフ「そうですね(笑)日本のトイレは事情は世界的にかなり高いランクに入ると思います。因みにマルタでは、地元の人がトイレを探す時は、もし公衆トイレが見当たらない場合は、カフェでトイレを使わせてもらうことが多いです。意外に、トイレを使わせてほしいと言うと、OKしてくれるお店が多いんですよ。ただ、中には、何かテイクアウトでもいいから1点でも購入しないとトイレを使わせてもらえないお店もあるので、その場合は、例えばテイクアウトでドーナッツ1個とか、ペットボトルのお水1本とか、1ユーロ以下で済ますことが多いです。」
Kちゃん母「そういえば、Vallettaで公衆トイレを探していた時に、あるカフェの店員さんにこの辺りに公衆トイレがあるかを尋ねたら、うちのお店のトイレ使っていいよ、と言ってもらいましたね。」
Kちゃん「他には、自動販売機を見掛けることが少なくて、この点も驚きました。日本だと、どこへ行っても見かけるから当たり前だと思っていました。」
マルタナビスタッフ「そうですね(笑)日本は自動販売機天国ですもんね。日本以外の国であそこまでの数の自動販売機がある国は他に無いんじゃないかと思いますね。私自身、マルタ以外ではこれまでにオーストラリア、イギリス、カンボジアでの在住経験がありますが、どこも日本ほどの数の自動販売機は見かけなかったです。学校内やオフィス内などの屋内であれば自動販売機が設置されている所も多くありましたが、日本のように道路に自動販売機がそのまま置いてあるというケースはほぼ見掛けたことがないです。おそらく理由としては治安と文化が関係していると思います。海外では道路に自動販売機を置いておくと、いつ中身を盗まれたり壊されてもおかしくないですし、日本のように24時間営業のコンビニが国内の至る所にあるわけではないので、お店の営業時間内に買い物を済ます文化が根付いていて、自動販売機の需要自体が日本ほどは高くないという点もあると思います。因みに、Kちゃんが言うように、マルタでは日本ほどではないですが、所々で道路にそのまま置かれている自動販売機があるので、この点からもマルタの治安の良さを感じられます。」
Kちゃん兄「そういえば、僕は一度だけハワイへ行ったことがあるんですけど、道路に置いてある自動販売機は見かけなかった気がします。」
マルタナビスタッフ「海外留学をすると、留学先での経験だけではなくて、日本の良さや便利さを見つめ直すキッカケにもなりますよね。」
Kちゃん「あとは、カビについても驚きました!」
マルタナビスタッフ「カビ?」
Kちゃん母「実は、この長期留学中に滞在した家の天井とソファにカビが発生してしまったことがあったんです。2階建てのうち、私たち家族は全員1階をメインで使っていて、2階はほとんど使っていなかったんです。で、ほとんど使っていなかったから2階の窓を開けて換気をしていなかったんですよ。ある日、せっかく2階もあるんだから2階も使おうと思ったら、2階のソファと天井にカビが生えてしまっていて、家のオーナーに相談をしたら、マルタでは換気をしないとカビが生えやすいから、窓を開けて普段からよく換気をするようにしてねと教えてもらいました。日本の建物は木造が多いですが、マルタの建物は石造りなので、この点が関係しているようですね。日本と同じ感覚で暮らしていると、こういったこともあるので、現地の感覚を身に付けることも大切だと思いました。」
マルタナビスタッフ「なるほど、貴重なご意見ありがとうございます。」
学校生活を振り返ってみて
マルタナビスタッフ「学校では気の合う友達は出来ましたか?」
Kちゃん「出来ました!クラス内に中国人のクラスメイトが何人かいたんですけど、かなり気が合って仲良くなりました。勉強が分からない時も、わざわざ翻訳機を使って教えてくれたりとか、優しい子達が多かったです!」
Kちゃん母「その影響もあって、これって中国語でこう言うんだよ、って最近中国語も披露してくれるんです(笑)。」
Kちゃん「だって、中国語を話している人の数が世界で一番多いんだよ!為になるよ!」
マルタナビスタッフ「そうですね(笑)」
Kちゃん母「じゃあ覚えなさい(笑)」
マルタナビスタッフ「Kちゃんの場合、語学学校ではなくて現地の学校で学んだわけだけど、授業はどうでしたか?難しくて大変に感じることとかは無かった?」
Kちゃん「そんなに大変ではなかったです。分からない事がある時も勿論あったんですけど、日本の学校よりも優しい先生が多くて、説明をしつつ生徒の話も聞いてくれて、生徒が答えに困っている時は優しく教えてくれました!日本では "なんで分からないの?" みたいな態度をとる先生もいたんですけど、マルタの学校ではそういったことが無かったので、大変に感じるっていうことは無かったです。」
Kちゃん兄「日本の学校では、分からない事があっても聞いちゃいけない空気があるんですよね。」
Kちゃん「それから、先生が授業中の生徒同士のお喋りを容認してくれる点も良かったです。勿論、先生が話している時の生徒同士のお喋りとか、全く関係のない内容のお喋りはダメだけど、授業の内容を生徒同士でお喋りすることは英語を身に付けることと授業を理解することに繋がることを先生が分かってくれていました。だから、関係のあるお喋りは容認してくれていた点もやりやすかったです。お喋りって結構バカに出来なくて、私は仲の良い中国人のクラスメイトとのお喋りのおかげで、英語と中国語の両方を身に付けていっています。」
Kちゃん兄「英語と中国語が話せるっていいじゃん!」
マルタナビスタッフ「そうですね!これがキッカケで将来の選択肢がすごく広がりそうですね!学校の課外授業やイベントはどうしでしたか?」
Kちゃん「あ!すごく良かったです!楽しめました。日本では、例えば家族にお土産を買ったりできるイベントって修学旅行くらいだと思うんですけど、マルタでは社会見学で例えばバレンタインに合わせてチョコレート工場へ行って、チョコレート作りを体験出来たり、チョコレートを家族にお土産で買っていく事も出来たりして、すごく自由な感じがしました。日本だと、社会の勉強をしに行きましょうって見学をしに行く場所って、ごみ処理場とか、全然興味を持てない所が多かったりしたので、マルタの課外授業は全然違うなぁって思いました。」
マルタナビスタッフ「確かに(笑)私もKちゃんと同じ年だったらチョコレートとかアイスクリーム工場の社会見学の方がいいですね(笑)」
Kちゃん兄「日本は伸ばしたいベクトルが違うことが多いように思います(笑)」
Kちゃん「あと、学校で祝日のお祝いをするのも、ザ・海外って感じで楽しかったです。祝日の前日に学校でお祝いをするので、お祝いのお菓子をみんなで食べたり校内で映画を観たりしました。」
Kちゃん母「マルタの学校ではアメとムチの使い分けが上手いと思いますね。学ぶときは学ぶ、楽しむときは楽しむで、しっかり分けれらているように感じました。」
平日の帰宅後や土日はどのように過ごしましたか?
Kちゃん「平日の帰宅後はYoutubeを観て、夕ご飯を食べて、学校の宿題をするっていう普通の生活を送っていました(笑)」
Kちゃん兄「我が家はそんなに外出をしなかったんです(笑)平日の学校の時間って実際はそんなに長くないんですけど、それでも英語環境に慣れる為に常に頭をフルで使っているんで、学校以外の時間は出来る限りリラックスしてバランスを取っていました。だから、土日は近所の海辺を散歩したり近所でご飯を食べたりと、近所で過ごすことが多かったですね。」
半年間のマルタ留学を通して、成長や良い変化はありましたか?
Kちゃん「え~・・・無いです(笑)」
Kちゃん母「私はKを見ていて一つ思ったことがあって。実は留学が始まったばかりの当初は、Kのことが心配だったんです。小学生で、マルタへ来る前は英語に関わったことも無くて、Kのお姉ちゃんは中学生だから日本の中学校で学んだ知識があるけれど、Kにはそれも無いから、お姉ちゃんとも最初から少し差があってしまったんですよね。当初は、慣れない英語環境ということもあってか、授業に集中できない日もあったりして、先生から心配の声を頂く事もあったんです。でも、小テストで徐々にちゃんと点を取ってくるようになってきて、少しずつ自分でコントロール出来るようになってきたんだなと、思いましたね。ただ、やる気が出てくるようになるまでに少し時間が掛かってしまったんですよ(笑)この長期親子留学の期間を3パートに分けるとすると、3パート目に入った頃にやっとやる気が出てきて、"これって英語でなんて言うの?"って積極的に聞いてくるようにもなって(笑)」
Kちゃん「お喋りできる友達が出来たから、もっと話したいなって思うようになったんだよ(笑)」
マルタナビスタッフ「あ!それは大事なポイントだね。」
Kちゃん母「Kは兄妹のなかで一番、自分というものを積極的に出したがる傾向があるから、日本の教育と海外の教育を比較した場合に、日本の教育は窮屈に感じる事が多かっただろうなと思うんです。だからマルタの学校に上手く馴染めば、一番兄妹の中で伸びる可能性があるのはKだなと思っていたんです。でも馴染むのに少し時間が掛かってしまった(笑)今回は半年間の親子留学でしたが、語学習得という意味では半年間では足りなかったように感じます。」
Kちゃん兄「Kにはまだ早いけど、学校の寮で寮生活をしながら学校に通うスタイルの方が良いかもね。学校から帰って来た後もずっと英語環境にいることが出来るし。」
Kちゃん「そうだね、まずは日本に帰った後も頑張って勉強し続けるよ!」
家族でMarsaxlokkマーケット散策中の1枚
インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!
現地での生活や小学校では沢山の驚きと発見があったようですね。
Kちゃんは学校で出来た友達との交流を通して、英語の習得も学校の授業も上手く進めていくことが出来たようです。更には、当初は予想もしていなかった中国語にも興味を持って習得しようとすることになり、視野がとっても広がった様子ですね。Kちゃんの将来が楽しみです!Kちゃんの経験談は小学生のお子さんとの長期親子留学において参考となる点が多いのではないでしょうか?
次回は同じく現地校に通ったKちゃんのお姉ちゃん(中学生)のインタビューをご紹介予定です。今回シェアさせて頂いたこの経験談が、これからマルタ親子留学をしてみたいと考えている方の参考になれば幸いです!
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