
- マルタ共和国 基本情報
- マルタ共和国はイタリアのシチリアから南へ100km、北アフリカから北へ290kmの地中海のへそに位置しています。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の小さな3つの島から成り立っており、国全体の総面積は沖縄本島の約1/3という小さな小さな国です。
マルタへ親子留学をされる方がとても増えた昨今ですが、今回はマルタナビドットコムを通して半年間のマルタ親子留学にチャレンジをし、沢山の成長と視野の広がりに結びついたステキな親子(お母様、お子様3名)の体験談をインタビューさせて頂きました。お母様と一番年上の現在大学受験勉強中のお子様は語学学校、小学生と中学生のお子様はマルタの現地校(準備コース)にて学びました。これから(特に中長期の)マルタ親子留学を検討している方の参考になればということで、快くインタビューを引き受けて頂けたので、是非シェアをさせて頂きたいと思います。今回は、兄妹の中で真ん中のIちゃん(中学生)の体験談インタビューです。
*Iちゃんの兄、Rくんの体験談(語学学校)インタビューはこちら
*Iちゃんの妹、Kちゃんの体験談(現地小学校、準備コース)インタビューはこちら
【補足】
本インタビューはマルタでコロナウィルスの影響が出始める少し前にインタビューをさせて頂きました。
マルタナビスタッフ「良かった点や頑張って乗り越えたことなど、教えて下さい!」
Iちゃん「えっと、先の2人がほとんど全部話してしまったんですよね(笑)他にまだ話題に出ていない事だと、良かった点は滞在した家が広かったことです!」
マルタナビスタッフ「なるほど!そうですね。今回滞在した家は2階建てのVilla(ヴィラ)なので、結構広めでしたもんね。留学中の住環境って大事ですもんね。気に入って頂けて良かったです!」
Iちゃん「頑張って乗り越えたことはバスですね(笑)マルタではバスを待っていて、バスが来ても、車内が既にある程度混んでいると止まってくれずにスルーされてしまうこともあるので、毎朝の通学時には時間に余裕を持って行動することを学びました。」
マルタナビスタッフ「学校では気の合う友達は出来ましたか?」
Iちゃん「最終的には色々話せる友達が出来ました。でも最初は、例えば優しくしてくれた子にもっと話しかけたいなと思っても、それが出来る程の英語の学力や実力が無くて、なかなか踏み込んでいけなかったんです。最初の頃は、例えばクラスメイトが何を言っているのか分からないことがあって、みんなと同じ行動をしていればいいのかな?と思ってとりあえず同じ行動をしていたら、"もう行くよ~!" と言われていただけだったので大笑いされてしまったりなんてこともありました(笑)」
マルタナビスタッフ「そっか~、でもそういうことを一つ一つ乗り越えていくことが英語を身に付ける事に繋がっていくからね。よく頑張って乗り越えたね!」
Iちゃん「あとは、日本とノリが違うなと感じたことも結構ありました(笑)例えば、同じ学校の子で、学校の近くでマルタの国中をよく走っている観光用のHop on Hop offバスが通っていくのを見かけると、"Enjoy your holiday!" って笑顔でよくバスに叫んでいる子達がいて、運転手さんや乗客の人たちも手を振って応答していたんですよ(笑)知らない人同士でこうやって応答し合うのって日本ではなかなか無いことだから、最初は驚きました。」
Iちゃん兄「日本とノリが違うんだよね(笑)」
マルタナビスタッフ「なるほど(笑)こういう文化的な違いを経験出来るのも留学の醍醐味ですよね。」
Iちゃん「そうですね。あとは、学校の時間割がマルタの方が日本よりも早く終わるので、これは嬉しい点でした。それと、マルタの学校は日本の学校と比べて、固い雰囲気ではなかったので、この点も良かったです。でも食事は日本のご飯の方が好きなので、普段の食事は日本で、学校生活はマルタ、だったらベストだなぁと思いました(笑)」
Iちゃん母「当初なかなか英語でコミュニケーションを取っていくことが出来なかった時のエピソードがあって、近所のスーパーの中に野菜の量り売り場があるんですけど、そこへ行く度に店員のお兄さんがよく話しかけてくれたんですよ。英語のコミュニケーションに慣れる為に良いと思って、よくIも連れて行ってたんですが、当初はIはなかなか自分から話しかけていく事が出来なくて、代わりにその店員さんに毎回会釈をしていたんです。ある日、いつも通りスーパーへ行って、その野菜売り場で野菜を量ってもらって、"Thank you"と言って野菜を受け取ると、そのいつもの店員さんがいきなり両手を合わせて拝んできたんです(笑)きっと他の国の文化と勘違いをされていたんだと思うんですけど(笑)、英語でまだそんなに会話が出来ない時でも、そこまでしてコミュニケーションを取ろうとしてくれたことは嬉しかったですね。最近は慣れてきたので少しずつ話すようにしています。」
マルタナビスタッフ「最初はみんなそうです。そういった経験を通して一歩ずつ英語を習得していくことが大事ですよね。学校の授業面はどうでしたか?」
Iちゃん「日本と違うと感じたことは、授業の進め方ですね。日本では一つの決められたことは絶対に行う傾向があると思うんですけど、マルタでは状況を見てフレキシブルに変えていくことが多いです。例えば、時間割では体育の時間だとしても、その日の天気が悪くて体育が出来ない場合はアートの授業に変更になったりとか普通にあります。あとは、日本では授業で学ぶ一つ一つの項目をかなり深く掘り下げて全部完璧にしてから次の項目へ進むことが多いんですけど、マルタでは広く浅く進めていく傾向があります。勿論、大事な要点は深く掘り下げるんですけど、そこまで大事な点でなければサラッと進んでいく感じですね。全部を完璧に掘り下げる必要がないので、マルタの方が気持ち的に楽に感じました。」
Iちゃん兄「それ分かる!日本の英語の文法の授業も、まさにそうなんですよ。例えば、前置詞の授業だったら、全ての前置詞の知識を一気に詰め込んで、ようやく次の項目へ進むようになっているんで、言語の習得という点ではすごく非効率的で分かりにくいんですよ。」
マルタナビスタッフ「なるほど。それは大きな違いですね。分かりやすくて気持ち的に楽であることは全てにおいて大事ですよね。課外授業や学校のイベントはいかがでしたか?」
Iちゃん「純粋に楽しめました(笑)なんていうか、マルタの学校では楽しいことは楽しく終わるようになっているんです。例えば、日本では運動会とか修学旅行とか、全てのイベントの後には必ず作文を書かないといけなくて、楽しかった点とか改善した方がよい点などを都度まとめないといけないんです。本当に楽しかったイベントならともかく、そこまで楽しくなかったイベントも実際にはあるわけで、そういった場合でも無理に楽しかった点を書かないといけなくて苦痛に感じることもありました。マルタの学校では、作文を書く必要のある課外授業は一部あるんですけど、例えば学校のパーティのイベントとか、みんなで楽しく過ごして楽しく終わって、その後に形式上の作文を書かないといけないということがないので、純粋にイベントを楽しむことが出来ました。」
Iちゃん兄「イベントの度に形式上の作文を書かないといけないルールがあると、綺麗な上辺だけの言葉を取り繕う能力だけ上がっちゃうと思うんですよね(笑)」
Iちゃん妹「分かる!そういう形式的なルールって他にもあって、マルタではお楽しみ会系のイベントだと、みんなで飾りを作って、みんなで飾って、という感じでみんなで準備を進めていくんだけど、日本ではまず、役割分担を決める会を開く為に時間を取るんです。会の中で、"はい、君はこれやって" とか " はい、君はあれやって" という具合に全部分担を決めて、もし担当になったことが間に合ってないと、" なんで間に合ってないの?" とかいう話になるんです。」
Iちゃん兄「学習とか仕事だったら分かるんですけど、レクリエーションとか楽しむ行事なのに、なんでそこまでガチガチに決めていく必要があるんだろうって思っちゃいます・・・。」
マルタナビスタッフ「そうですね、何事もバランスが大事ですね。」
Iちゃん「早めに寝ることですね(笑)学校の開始が早いので、寝坊しないように早く寝るようにしています。」
マルタナビスタッフ「良いルーティンですね。私も見習います(笑)」
Iちゃん「う~ん・・・。」
Iちゃん母「お母さんは、Iは毎日規則正しく過ごすことに関して真剣に取り組んでいるなと感心していて、兄妹の中で一番お母さんに協力的だったことも感謝しているよ。」
Iちゃん妹「最初の頃は、学校のことで分からないことがあると私に焦って聞いてくることがあったのに、最近は分からないことがあると自分から先生に聞きに行くようになったよね。」
Iちゃん母「そうそう!ちゃんと先生と意思の疎通を取るようになって、メモにもしっかり書き留めるようにしてたよね。先生も、"いつもちゃんと書き留めてくれてて嬉しい" って言ってたよ。」
マルタナビスタッフ「おお!凄い大きな成長じゃないですか!」
Iちゃん「ありがとうございます(笑)」
Iちゃん兄「日本に帰ってもその習慣を無くすなよ(笑)!」
Iちゃん母「どちらかというと、Iは最初の頃はいつも私の後ろに隠れていたんですよ(笑)でも、同じ学校に通っている妹も、最初はすぐに新しい環境に慣れることが出来なかったから、妹に頼ることも出来なかったと思うんですよね。私は語学学校へ通っていて別の学校だから一緒に居てあげることは出来ないし、彼女たちの学校から何か連絡事項があっても、二人がちゃんと内容を聞いて理解してこないと、私はいいかげんな内容の情報を聞くことになるから、訳が分からなくなってしまうんですよ(笑)だから、Iには先生の話や学校からの連絡事項はちゃんと聞いてくるように話しました。それからはちゃんとしなきゃと意識が変わったのか、内容をちゃんと聞いて、書き留めて、理解してくるように変わりました。
家族でMarsaxlokkマーケット散策中の1枚
インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!
慣れない環境の中でも規則正しい生活を送る努力をする、分からないことは必ず聞く、分かったらメモにも書き留める、こうした一つ一つの努力を積み重ねたからこそ、目に見える成長があったのではないかと思います。英語習得だけではなく、言葉も文化も違う新しい環境の中で生きていく術など、Iちゃんのこれからの人生で活かすことが出来る大きな経験値となったのではないでしょうか?
次回はIちゃんのお母さんのインタビューをご紹介予定です。今回シェアさせて頂いたこの経験談が、これからマルタ親子留学をしてみたいと考えている方の参考になれば幸いです!マルタナビドットコムへのお問い合わせはこちらから。
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