- マルタ共和国 基本情報
- マルタ共和国はイタリアのシチリアから南へ100km、北アフリカから北へ290kmの地中海のへそに位置しています。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の小さな3つの島から成り立っており、国全体の総面積は沖縄本島の約1/3という小さな小さな国です。
- マルタ留学生活
- 2020.04.20
マルタへ親子留学をされる方がとても増えた昨今ですが、今回はマルタナビドットコムを通して半年間のマルタ親子留学にチャレンジをし、沢山の成長と視野の広がりに結びついたステキな親子(お母様、お子様3名)の体験談をインタビューさせて頂きました。お母様と一番年上の現在大学受験勉強中のお子様は語学学校、小学生と中学生のお子様はマルタの現地校(準備コース)にて学びました。これから(特に中長期の)マルタ親子留学を検討している方の参考になればということで、快くインタビューを引き受けて頂けたので、是非シェアをさせて頂きたいと思います。まずは、お子様の中で一番年上のRくんの体験談インタビューです。
【補足】
本インタビューはマルタでコロナウィルスの影響が出始める少し前にインタビューをさせて頂きました。
半年間のマルタ留学はいかがでしたか?
Rくん「長かったです(笑)」
マルタナビスタッフ「長かったですか!(笑) それは良い意味でしょうか?それとも・・・?」
Rくん「両方ですかね。」
マルタナビスタッフ「良いこともあったし、乗り越えたこともあった、というような?」
Rくん「そうですね。でもそれは世界のどこへ留学しても同じだと思います。」
マルタナビスタッフ「そうですね、それはその通りだと思います。具体的には、マルタで留学をして良かった点・ここが大変だったけど頑張って乗り越えた!という点としてはどういったことがありますか?」
Rくん「良かった点は、やっぱり海をいつでも楽しめる点ですね。」
マルタナビスタッフ「今回の滞在先もちょうど海の目の前でしたもんね!」
Rくん「そうですね。それに通学する時のバスからもずっと海を眺められたので、海はかなり楽しめました。あとは、都会と田舎がしっかり分かれているところも良かったですね。こんなに小さな島なのに!と最初は驚きました。」
マルタナビスタッフ「確かにそうですね(笑) なんていうか、凝縮していますよね。中心地はとても都会なのに、少し離れるとすぐに田舎に入るという(笑)」
Rくん「有名なMarsaxlokkへも行ったんでけど、南部の方面ってバスの本数が少ないんですよ。」
(*Marsaxlokkはマルタ島南部にある日曜マーケットで有名な街です。詳しくはこちらでご紹介しています。)
マルタナビスタッフ「そうですね(笑)日曜マーケットへは行きましたか?」
Rくん「はい。で、その時にマルタ全体のバスの路線図を見たんですけど、人気のMarsaxlokkマーケット方面でも田舎のエリアだからなのか、バスの本数が少なかったんです(笑) 小さな島の中でもこうした都会と田舎の線引きがちゃんとある点は興味深かったです。」
マルタナビスタッフ「そうですね(笑) 南部はのどかな地域なので、スローライフが好きという方にはオススメです。」
Rくん「乗り越えた点としては、僕は日本にいた時には通信制の学校に通っていたんでスケジュール管理をほとんどしていなかったんですね。せいぜいバイトの時間管理をしていたぐらいだったんです。だから、朝早く起きないといけないとか、夜何時頃には寝ないといけないとか、ほとんど考えなくて良かったんです。でもマルタでの留学生活中は、学校の時間割や通学のバスの時間がありますし、同時進行で大学の受験勉強も進めていたので、一気に時間管理能力が上がりました。」
マルタナビスタッフ「それは良い変化ですね!」
Rくん「最初の頃は、バスの路線をちゃんと把握し切れていかなかったので、妹2人の現地校(Rくんの語学学校近く)の時間割に合わせて家族で一緒に通学してたんですけど、現地校は朝の開始がすごく早いので、現地のバスに慣れてからは自分の時間割に合わせて一人で通学していました。」
学校生活を振り返ってみて
マルタナビスタッフ「語学学校では、国もバックグランドも年齢層も違う学生が沢山いたと思いますが、友達は出来ましたか?」
Rくん「僕個人としては、そこまで友達を作れない人間なんで、そこはあまり気にしなかったですね。でも、語学学校ではカリキュラム的に先生や他生徒との英語でのコミュニケーションが多いので、英語でのコミュニケーションはかなり取っていましたね。というか、英語でコミュニケーションを取っていかないと何も進みません。」
マルタナビスタッフ「なるほど、授業面はどうでしたか?」
Rくん「授業は圧倒的に日本での英語の授業よりも分かりやすかったです。」
マルタナビスタッフ「そうなんですね!例えば、どういった点が?」
Rくん「ちょっと小難しい話になっちゃんうんですけど、例えば日本の英語の授業では文法の説明がすごく分かりにくかったんですよね。専門用語を使って色々説明をする割には、実用的なことはほとんど教えてもらえなかったり、全く教えてもらえないこともあったので。」
マルタナビスタッフ「例えば、"過去完了形"とは・・・みたいなものでしょうか?」
Rくん「そうですね。あと、日本では英単語を羅列して覚えることがよくあると思うんですけど、あれは言葉の覚え方として間違っていると思うんですよね。」
マルタナビスタッフ「確かに、無理に暗記するようになってしまっていますね。」
Rくん「その方法で覚えられればいいんですけど、普通は覚えられないじゃないですか。」
マルタナビスタッフ「そうですね。今回学んだACE English Malta校では違う方法だったのでしょうか?」
Rくん「基本を学んで、あとは使って覚えていくという感じでした。これ、すごく大事な事だと思います。文法や英単語を一生懸命覚えても、覚えるだけでは身に付ける上で限界があるので。」
マルタナビスタッフ「そうですね。インプットしても実際にそれを使っていかないとただの知識だけで終わってしまいますもんね。この違いは大きいですね。学校のアクティビティやイベントはどうでしたか?」
Rくん「あ、実は僕は全く学校のアクティビティやイベントには参加しなかったんですよ(笑)」
マルタナビスタッフ「そうなんですね。あまり面白そうなアクティビティやイベントは無かったですか?」
Rくん「というよりも、僕があまりアクティビティとか活発な事が好みではないんで(笑) どちらかというと、さっきの話題の、例えばマルタ島の南部のような所でスローライフを送ることの方が興味があります(笑)」
マルタナビスタッフ「そうなんですね(笑) 」
平日の帰宅後や土日はどのように過ごしましたか?
Rくん「僕はあまり活発ではないんで、浜辺をよく散歩していましたね。」
マルタナビスタッフ「じゃあ今回の滞在先が海の目の前で良かったですね!海沿いにプロムナードもありますし。」
Rくん「そうですね。それは本当にそう思います。」
半年間のマルタ留学を通して、成長や良い変化はありましたか?
Rくん「えっと・・・う~ん、あるかなぁ」
Rくん母「本人は自覚が無いかもしれないんですけど、私は成長を感じていて、実は私と息子は一番最初はレベルがほとんど同じだったので、語学学校で同じクラスだったんですよ。私は過去に海外にいた時期とか、海外の方と一緒に働いた時期とか、海外のお友達もいるので、英語を聞く事や話す機会がこれまでにあったんです。なので、語彙力はそんなになくても、英語でのコミュニケーションにそこまで違和感は感じていなかったんですよね。でも息子は、これまでにそういう機会が無かったから最初は違和感だらけで全然喋れなかったんです。それが今や、私よりも全然上のクラスに上がってしまったんですよ。しかもリスニングが凄くレベルアップして、一度聞けばほぼ分かるようにもなって。」
マルタナビスタッフ「おー!すごい成長ぶりですね!Rくん、すごく成長してるのに、自覚無かったんですか?(笑)」
Rくん「ほとんど無かったです(笑)」
Rくん母「私たちが通ったACE English Malta校ではインターミディエイトのレベルが3段階に分けられていて、私たちは最初、インターミディエイトの一番下のクラスからスタートしたんです。担任の先生は、私と息子は長期の学生だからとにかく上のクラスへ上がる為のテストを受けて、上のクラスへどんどん上がっていくことを勧めてくれていたんですよ。私自身は、テストを受けて、上のクラスへ上がれるものなら上がりたいと考えていたんですけど、息子は上のクラスへいきたいという意欲はあまり無かったんですね。でも、力試し的な感じでテストを受けたら、私も息子も一つ上のレベルのクラスへ上がって、その時にレベルは同じなんですけど別々のクラスへ移動となったんです。私は今もまだそのレベルのクラスにいるんですけど、息子はその後少し経ってから、担任の先生にまたテストを受けるように勧められて、また上のクラスへ上がって、という感じで進んでいって、今はアッパーインターミディエイト(上から3つ目のレベル)にいるんです。私は、息子とクラスが別々になってから息子の英語力がどのくらい上がっているのか知らなかったんですけど、学校で仲良くなったペルー人の子が、息子と話をした時に息子が留まることなくずっと英語で喋っていたそうで、彼は英語が凄く出来るね!って教えてくれたんです。私は全然知らなかったので、いつの間に・・・!?という感じでした(笑)」
Rくん「僕は上達したとはあまり実感していないんですよ(笑) なんていうか、スポーツと一緒で、ずっと練習していても、あ!急に上手くなった!と実感することってないじゃないですか?それと似た感覚だと思います。僕は自分がどれだけ上達したかを実感できないんで、それを知る為にもテストを受けてた感じですね。」
マルタナビスタッフ「Rくんは謙虚な姿勢なんでしょうね。でも第三者がそれだけ絶賛していたということは、間違いなく大きく成長されたんだと思います。」
Rくん「僕はあまり活発な方ではないんで、積極的に力試しをしようとかはしなかったんですよ。」
マルタナビスタッフ「なるほど、ではきっと自分のペースを保って留学生活を過ごしていったことで功を成したんでしょうね。」
Rくん母「私は逆にネガティブになっちゃったんですよ。私はそこまで上のクラスへ行けなかったから(笑)」
マルタナビスタッフ「あら(笑)」
Rくん母「年齢のせいにはしたくないんですけど、私はなかなか覚えたはずのことが頭に入ってこないんですよ。例えば新しい単語を覚えたと思っていたはずなのに、しばらく時間が経つと、その単語を前に覚えたことがあったことすらも覚えていなくて・・・(笑)」
Rくん「それは、単語を覚えるという姿勢をやめて、話すときに日本語と英語の脳の使い分けを薄めていけばいいんじゃない?」
Rくん母「それは、Rがそれを出来るほど上達したからこそ出来るんだよ(笑)」
マルタナビスタッフ「それはきっとあるでしょうね。Rくんはきっと英語で聞いたことをそのまま英語で理解するようになってきているんでしょうね。」
Rくん「そうですね。なんていうか、英語を聞いているときに日本語はいらない・・・感じですかね。新しい単語の意味を調べる時も、英語で意味を調べるようにしています。」
マルタナビスタッフ「英和辞書とか和英辞書ではなく、英英辞書を使うんですね。」
Rくん「そうですね。だって、学校では先生は全て英語で説明をするわけなんで、英語で覚えるしかないです。」
マルタナビスタッフ「そうですね。でも沢山の日本人留学生の方が、まずは英和辞書か和英辞書を使って単語の意味を日本語で覚えていくところから入っていくので、今Rくんが普通に行っている分からない単語を英語で調べて英語で理解をするということを出来るようになるまで時間が掛かる人は多いですよ。なので、それを普通に行っているということは凄いことだと思いますね。」
Rくん「いや、実は元々、日本の英語教育に良い印象を抱いていなかったんです。だから、英語を身に付けるなら、どうせなら、その地元の人に合わせて身に付けてやるという気持ちがあったんです。それだけですね。」
家族でMarsaxlokkマーケット散策中の1枚
インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!
Rくんは自身のペースを保ちつつ、日本の英語教育に対して抱いていた疑問や問題点を自分なりに改善する姿勢で留学生活を過ごしたことが大きな成長に繋がったようですね。Rくんの経験談は英語習得において参考となる点が多いのではないでしょうか?
次回は現地校に通ったRくんの妹のインタビューをご紹介予定です。
今回シェアさせて頂いたこの経験談が、これからマルタ親子留学をしてみたいと考えている方の参考になれば幸いです!マルタナビドットコムへのお問い合わせはこちらから。
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